バサックの子どもたちと巡業の大人たちと、
30人くらいで、トラックの荷台に乗り込み、
ありえないほどのスピードで、ガタンガタンの土の道を走ってきました。
最初は、楽しくて一緒に歌を歌ってた子たちも、だんだんグロッキーになってきて、
私も自分を守るのに必死で、荷台の壁に体を打ち続け、
ジャンピング連発で、お尻にヒビが入ったんじゃないかと思うほど痛くて、
そして、土ホコリで目の前が見えない状態。
いつもは、ワゴンで3時間半の道を、途中休憩しながら6時間もかけて到着。
村に着いた時には、私を含め、荷台のみんなが仙人みたいに真っ白になってて、
ちょっと笑っちゃったけど、みんな半泣き半笑い。
あんなに辛い経験は今までにないっ!今までのガタンガタンの道の中でも、ワーストでした。
でも、お姉ちゃんたちはぐっと歯を食いしばって乗ってるし、
目の見えないお兄ちゃんたちは、もっとわけわかんないものに乗っちゃったって思ってるだろうし、
私も、「修行修行」の文字が何度も頭をかすめ、
生まれて初めて、辛いときは思考がストップするんだって思いました(笑)。
カンボジア人は、我慢づよくてすごいなって思う。
誰も、運転手に止めてーとか、ゆっくりーとか文句を言わない。
子どもは逆に、ダーリンなんて「ホラ、みんな楽しいでしょ!」とか叫んだりしてて、
というか、もっと小さい7歳位のちびっ子たちは、ギャーギャー楽しんでる。
おそれいりましたー。
忘れないです、一生。 この巡業。
プレイクラン村には、メイクが日本全国から集まった募金で建てた学校があります。
バサックの子どもたちは、出来た新しい学校に、とても感動してくれました。
この村でバサックの子と、学校をみていることがとても不思議でした。