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バサックスラムのごみ問題。


今までのスタディーツアーでも、何度となく 「ごみ拾い」 を行ってきました。

去年の8月のスタディーツアー2陣の皆さんが中心となって、
何度も呼びかけ、ツアー中にもごみ拾いが、定着してきました。

カンボジア人は、ごみをポイポイ捨てます。 これはもう一つの文化といっていいほどです。

食堂の中でも、道端でも、みんなポイポイゴミを捨てていきます。

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スタディーツアーで、「ごみは捨ててはいけないよ。」 と、
子どもたちはいつも協力して一緒に拾ってくれました。

ただ子どもたちは、ゴミを拾うということが、
楽しいからゲームだから、というのが否めませんでした。
ゴミを拾って袋に入れ、それを ポーーン と投げてしまう子もいました。

とにかく、ゴミは、衛生上悪いんだよ、という教育が必要です。


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 バサックスラムのキエン君(21歳)。 

去年の夏、みんなと一緒に日本に来ました。

そこで、キレイな日本の国に、ビックリしたそうです。 カンボジアはなんて汚いんだろう。


そう思った彼は、なんと!!

今、毎朝 ごみ拾いをしています!

バサックスラムの寺子屋に通ってくる子どもたちと一緒に。

毎日、ごみ袋を子どもたちに配って、一緒にごみ拾いをしてから、寺子屋がスタートします。

「今はね、20%だよ。 あと80%で、キレイな日本と同じになる!」 彼は言いました。


子どもたちが、ゴミを捨てたそばから、ダメだよと教えてあげて、
きちんとゴミを拾って、袋に入れることを実践しています。

12月のツアーでめぐママがプレゼントしてくれた、大量のごみ袋がなくなりました。
今回のツアーで、またごみ袋をプレゼントする予定です。
そして、子どもたちと一緒に、ごみ拾いをする予定です。

めぐママ率いる、おなご~ズ のみんなが、紙芝居を作ってくれました。
「まちをきれいに・・・」  ツアー中に、バサックスラムで初披露です!


日本に来たことで、キエン君が自分で気づき、
今、カンボジアの国を変えようと、実践してくれています。

ツアー参加者が動いたこと、そしてキエン君が動いたことで、
必ず何かが変わると思っています。


えみこ@プノンペン事務所