バサックスラムのスレイチェンは、寺子屋に戻ってこれるようになったものの、今年度カンボジアの公立の学校に通うことは、無理と言われていました。

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寺子屋で、日本語の勉強をするスレイチェン


昨年度は、パパママ奨学金大作戦で、学校に通っていたスレイチェン。

その際、校長先生と途中で学校を辞めないと約束をしたそうです。

しかし、スレイチェンは、親の事情でシェムリアップへ引っ越したり、工場で働いたりしてきました。

約束を守れなかったから、今年は校長先生に駄目と言われていました。

そして、スレイチェンのお父さんも「学校には行かせない。」と言いました。

もちろん、私たちはあきらめませんでした。


通訳のサンちゃん、寺子屋で先生をしているワッタナー先生、キエン先生と私とで、お父さん説得作戦です。

スレイチェンが学校に行くと、妹と弟の面倒を見る人がいなくなる。

だから、家にいてもらいたい。

カンボジアの子どもたちが学校に行けなくなる理由の大半は、このことが原因なのです。

お父さんお母さんが働きに行かなければ、生活できない。ご飯を食べることができない。


そこで、スレイチェンが学校に行っている間は、弟と妹は寺子屋で面倒を見ることにしました。

バサックの寺子屋とスレイチェンのお父さんは、1度、繋がりに亀裂が入りました。

でも、ワッタナー先生とキエン先生は、私たちの想いも受け止め、いろんなことを引き受けてくれました。

もちろん、パパママ奨学金担当のカニャラーも、校長先生に頼むため、協力してくれました。


スレイチェンのお父さんだって、本当は、娘に楽しい毎日を過ごしてもらいたい。教育を受けさせたい。学校に行かせたい。って思っているのです。


カンボジアの学校は、10月から新学期です。

スレイチェン良かったね!!!

パパママ大作戦の日本のパパ こうちゃんも喜んでいました。

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スレイチェン 踊りも再び開始しました♪

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あまりの美しさに、見とれてしまいます。

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12月のスタディツアーでは、スレイチェンの踊る姿を久しぶりに見れます!!!

美和@カンボジア事務所