バサックスラムのキエンから「幼稚園をもっとしっかりやりたい。」と伝えられました。

そこで、どんなことをするのか、どの子どもたちを対象にするのかなどなど、しっかり話し合い、幼稚園を女の子の部屋「ハスの花」で、スタートすることにしました。

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バサックチームのまだ小学校に通っていない子どもも参加しています。


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近所の子どもたちもたくさん参加しています。


幼稚園での様子を見に行きました。

まず、キエンの奥さんの頑張りにびっくりでした。

私がいるからちゃんとやっているとかそういうことではないのは、その様子を見たら一目瞭然です。

本当に一生懸命に、子どもたちに、数字やクメール語の最初に覚える文字を少しづつ教えていました。

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鉛筆を使って、数字を教えています。


そして、朝何も食べずにいる子どもたちに、おやつを食べさせたいと、自分たちの給料でやりくりをして渡していました。

もちろん、幼稚園には、今25人の子どもたちがきているので、あっという間に給料はなくなりました。

もちろん、これからは、みなさんからお預かりしている支援金から渡していきます。

私は、キエンと奥さんのその想いが、心から嬉しかったです。

いつも、「こうしたいから、これ直したいから、お金いくら必要です。」と先に伝えてくることが多かったキエンが、自分たちで先に動いていました。

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キエンは、子どもたちに栄養が足りないからと、ビタミンCも買っていました。(右)


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お水も飲めるよう、ちゃんと用意しています。このお水は、ソカーママが用意しました。


バサックの寺子屋のお母さん ソカーママも「忙しいのよ~。」と言いながら、すごく嬉しそうにしています。

ソカーママは、生活が大変な家の子どもたちの面倒をもっともっと見てあげたいのです。

今回、幼稚園をしっかり行うようになったことで、たくさんの子どもが来ています。

いつも、バサックへ行くと、小学校前の子どもたちは、親に叩かれたり、おなかがすいて泣いていたりしていました。

しかし、最近は、たった1時間でも、子どもが親の手を離れ、子どもが嬉しそうに幼稚園へ行っている。

そして、お母さんの気持ちも少し穏やかになっています。

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キエンとキエンの奥さんは、子どもたちに、挨拶や躾をちゃんと伝えています。

ごみは、ごみ箱に捨てることや、順番に階段を下りることなどなど。

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小さい子が落ちないよう、ちゃんと側につくキエン。


テーブルには、「ありがとう」の文字が。

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キエンは、10時~11時の間、バサックスラムの小さい子チームに算数やクメール語を教えています。

この時間は、カンボジアの公立学校で勉強している復習になるので、とてもいいです。

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小学校2年生や3年生の算数


今、バサックスラムでは、キエンや奥さんのやる気がすごいんです。

だから、私たちは、そのやる気を見守りながら、サポートを続けていきます。


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☆バサックスラム☆

美和@カンボジア事務所