この8日間、自分が想像してたよりもはるかに楽しく、充実した日々を過ごせました。
私は比較的な性格で、将来の明確な目標もなく、ただなんとなく日々の学生生活を過ごしていました。
しかし、このままじゃいけないと感じていて、何か行動に移したいという気持ちから今回のスタディツアーの参加を決めました。

少し勇気を出して参加してみたこのツアーは、本当に楽しくて仕方なかったです。
子供達の笑顔は言葉では表せないほど可愛くて、愛おしくて、勇気をもらいました。
何も考えずにただただ心からこんなにも笑ったことは久しぶりだと感じました。
また、考えさせられることが多くあり、たくさんの刺激を受けました。

ツアーを通じて自立したいと思うようになったし、働きたいと思うようにもなりました。
今回感じた様々な気持ちを、今後も大切にして楽しい人生を自分の力で歩みたいです。

本当にありがとうございました!!

(大学2年生 女性)



私は今回、二十才の誕生日に何か特別なことがしたいという思いから、このスタディツアーに参加しました。
そしてこのツアーは思っていた以上に忘れられないものとなりました。

まず海外に行くこと自体が初めてだった私は、長時間飛行機に乗るという経験からが貴重で、正直初日からホームシックになりかけていました。
カンボジアに着いた途端の日本と違う空気に、楽しみよりも不安が勝ち、本当に来て正解だったのかなと思ってしまいました。
しかし、夜なのににぎやかなナイトマーケットやキラキラしたイルミネーションを見て、この国で暮らしたら退屈しない毎日が送れるんだろうなと考えているうち、だんだんワクワクしてきました。

2日目の遺跡巡りは本当に良い運動になり、なかなか見ることのできない遺跡から自然のパワーをもらい、充実した1日でした。
3日目は私の誕生日で、タヤマ日本語学校の学生さん達から歌を歌ってもらったり、ニモルレストランで皆からお祝いしてもらえて本当に嬉しかったです。
日本語学校の学生さんの、大きくてハキハキした返事や機敏さには圧倒され、自分も日本人として見習わなければと気が引き締まりました。

私がこのツアーで最も印象に残ったことは、やはり子ども達と触れ合ったことです。
私は子どもを扱うことが苦手で、今回もなついてくれるか心配でした。
しかし、くっくま孤児院でもバサックスラムでもプレイクラン村でも、子ども達の方からどんどん来てくれて、お花をくれたりして本当にうれしかったです。
言葉が通じなくても、笑顔があれば楽しめるんだなと思いました。
日本はカンボジアに比べて恵まれた国だけど、日本の子どもには無い優しさやあたたかさを、カンボジアの子供達には感じました。
皆本当にいつも笑いがたえなくて、恵まれた環境にいるから幸せだとは限らないな、と実際に現地に来てみて実感しました。

みんなの話しを聞くことも、こんな考え方もあるんだとか、そういった受け方もあるんだな、と仲間から学べたことも多かったし、刺激を受けました。
今回のツアーは1日1日が濃く、充実していて、多くのことを学べた本当に楽しいツアーとなりました。
帰国したら、もっと身の回りのことを当たり前と思わず、感謝して生活していこうと決意しました。
二十歳を迎える卒業間近の年に、このスタディツアーに参加できてよかったです。

(大学2年生 女性)



1日にたくさんのことがつまっていて、1日が2日間のように思いました。
朝あったことが夜には「それ今日のことだっけ?」という会話をするくらいでした。
普段の生活でこんなにも毎日がぎっしりで濃い日々はなかなかないので、とても疲れたけど楽しかったです。

言葉が全く通じないという経験は初めてで、今までは「英語は喋れない」と言っていたけれど、なんだかんだでちぐはぐでも会話はできていたんだと気付きました。
何を言っているのかも全く分からないし、伝えたい事も伝わらなくて大変でした。

くっくま孤児院の子で、クメール語と日本語と英語も話せて、学校ではフランス語も勉強していると聞き、自分は英語も中学から授業でやってるのに話せないし、フランス語も習ってるけど全然わからないので、もっと頑張らなければいけないと思いました。

たくさんの方と一緒に会話をしたり、お話しを聞いていく中で、人生の考え方が変わりました。
普通に安定した生活とかを思い描いていて、人生はもうある程度決まっているのもだとどこかで思っていました。
人生は自分で自由自在に動かし、作っていくことができると思うと、これから先がすごく楽しみでワクワクした気持ちになります。
やりたいことがたくさんあるので、全部やろうと思います。

9日間、濃い時間をありがとうございました。
また絶対に行きたいです。

(大学1年生 女性)



小学生くらいの頃にTVで観たカンボジアに学校を建てる企画の番組を見た時に、自分と同じ子供達が生活することや学ぶことが十分にできてないんだ…ということを目の当たりにしました。
同じ歳の子たちで、自分と何も変わらない小学生なのに、日本に住む私とカンボジアの子供達でははるかに暮らしが違うと思い、その時はただ、日本で当たり前のように教育、学習が受けられて、何不自由ない生活が送れてることがすごくありがたいことで、幸せなことなんだな…と感じました。
けど、それからずっと発展途上国の子供達等にすごく関心が生まれ、いつか自分も行ってみたい、自分の目で見たいと思いました。

今回青短で共生実習という学びの一環でカンボジアに行けるなんて、すごく嬉しくて、入学した時から絶対行く!って言っていました(笑)
そんな念願のツアーに参加できて、出来る前から嬉しかったけど、私の予想していたものを遥かに上回る楽しさと充実さと幸せを感じることができました。

ずっと見たかったアンコールワットも天気に恵まれてとても素敵な景色を見ることができて、自然の生み出す幻想的な美しさにとても感動しました。

初めはビュンビュンバイクや車の通る街を歩くのも怖くて、恵理子さんのうしろを歩くのが精一杯だったのも、次の日からはナイトマーケットに自分達で行ける位になって、慣れてる自分が怖いな〜とも思いました。

何よりも私の大きな宝物になったのは、やはりたくさんの人との出会いが私にとってすごくかけがえのないものになりました。
くっくまの子たちはすごく人懐っこくて、エネルギッシュで、パワフルで、私達の手をひっぱってくれた時は、なんだか情けない気持ちもあったと同時に、自分には無い底抜けの明るさにすごく惹かれました。
素直に、こんな子供達はすごく素敵で、自分もこんな風に子供らしくてパワフルなところがもっとあるべきだったな…幼少期…とも思いました。
今の自分にもこんな底抜けの明るさはなかったと思うけど、くっくまの子たちをはじめ、えりこさん、えみこさん、みわさん、セイハー(笑)、ツアーの人みんながそういった本当に明るくてパワフルでクレイジーで、出会った子やPSE、FBの子供達も言葉は通じなくても、人は全然繋がれるし、本当にこのツアーで一期一会の意味を感じることができました。

タヤマ日本語学校でもまだまだずっといたいって心から思ったので、絶対次来たらまた今度はもっと長く、タヤマの日本語をがんばって勉強している学生達に何か私ができることを沢山したいです。

カンボジアの国自体もそうだし、ひと皆が私達のことを本当にあたたかく迎えてくれて、どこに行くのも心がほっこりした気持ちになりました。
カンボジアの国と人が大好きになりました。
こんなに好きになると思ってませんでした(笑)
色々リベンジしたいことがあるので、絶対また来ます!

(大学1年生 女性)



気がつけば最終日。
まだまだ帰るのは先と思っていたが、ついに最後の感想会になってしまった。

アンコールワットの朝日と遺跡探検をした時間は 、カンボジアはのどかな土地だなぁという印象を抱いた。
景色が美しく人も穏やかで、ただただ楽しいという感覚だった。
しかしその帰りのバスに乗る直前から、私はカンボジアの生活の様子を少しずつ知ることになった。
アンコールワット付近には「1ドル、1ドル」と外国人を見つけては品を買わせようとする子ども達がいた。
子どもがそういった行為をしている姿を私は今まで見たことがなかった。
驚き戸惑う私をよそに、周りは「いらないよ〜」と上手くかわす。
ああ、そうなんだ、こういうことか、文面にしづらいが、私はそれを見て、じょじょに驚きはしなくなった。
貧しい国の人と、豊かな国の人、それらのふたつは遠い存在で、助け合うことはないのだと変に納得してしまった。

しかし、サーカス鑑賞や多くの子ども達をはじめとするカンボジア人との触れ合いの中で、私の心に植え付けられた貧富の溝は少しずつ埋まっていった。
支援する側と受給する側、それぞれに優しい気持ちがあり、それぞれが暖かい心で向き合っていた。
彼らの踊りやパフォーマンスに感動し、涙を流し嬉しくなった。
くっくまやバサックの日本語をがんばって話そうとする姿や彼らの底抜けの明るさに心があたたかくなった。
けれど、彼らのふとした瞬間に見せる彼らの子どもながらに世間の生きる厳しさを知っている大人の表情を見ると、辛くなった。
とても楽しかった分、考えさせられる時間になった。

村では言葉が通じないながらに、意思の疎通ができた。
村の子ども達は無邪気で、他の子たちより子どもらしいなと思った。
みんなかわいくて、みんなそれぞれに良い子だった。
私は彼らに比べて人生における選択肢が多い。
日本という豊かな国で、大学生で、なんでもできる立場にいる。
だからこそ、彼らの人生に選択肢を増やしてあげられるような大人になっていきたい。

カンボジアに来たことで、NGO団体にたくさん関わった。
それぞれの良さがあり、NGOって良いなと思った。
海外に視野を広げていこう、もっと勉強しようと思えた。

(大学2年生 女性)

 

MAKE THE HEAVENのスタディツアー参加は、昨年に引き続き2度目になります。
今回も大学のグループとして参加を受け入れて下さり、ありがとうございました。
今年は昨年よりも更に多くの学生参加となったにも関わらず、「大丈夫ですよ」と受け入れて下さいました。
そして、いくつかの独自のプログラムを組み込むお願いを「いいですよ」と無条件に受け入れて下さり、さらにアシストをして下さいました。
本当に感謝しています。
昔、「ノーと言えない日本」という書籍(スローガン)がありましたが、逆に「ノーと言わない」という姿勢がメイクの素晴らしさであると感じました。
その姿勢が活動全てに一貫されているから、メイクが魅力的であり、その結果としてくっくまの子供達が魅力的なのでしょう。

今回も涙が自然に何度も流れてくる経験をしました。
今回、流れた涙の意味が分かったような気がします。
この涙は、嬉しい、悲しい、悔しいから流れるのではなく、かわいそうだからでももちろんないです。
そして感動したから というのも少し不十分な説明です。
この涙は自分の中の心の壁が溶けていくこと、心の中の固まった氷が溶けて出てくるものなのだと思います。

くっくま、そしてカンボジアの子供達のひたむきさと元気の良さ、メイクスタッフのあたたかいまなざしと生き様、年齢制限なく多様なツアー参加者が子供を含め皆で一緒に家族のように笑い合い、助け合っている様子、森源太さんの音楽で繋がり合う時間と空間、源太さんの自分に正直に生きることへの励ましと押し出しのメッセージ。
これらのあたたかい世界に覆われて、固まった心が緊張から解放されて心の氷が溶けていくのが、このツアーの涙なんだと思います。

また心が固まりそうになったら、くっくまの子供達やスタッフを思い出します。
そして自分も周りの人の心を溶かしていく生き方ができれば嬉しいです。

(青山学院短期大学 教授)



大学のスタディツアー引率で2012年2月からカンボジアを訪れる機会を得ています。
初めにNCCLA孤児院の子ども達と出会い、そこからMAKEと繋がり、昨年、今年とこのツアーに参加しました。
そこで本当に多くのカンボジアの子供達、大人達、そしてカンボジアと関わる日本の方達と出会えて感謝しています。

くっくまの子供達はもちろんですが、バサックの子供達、そして1日しか会っていないプレイクラン村の子供達の中にも、見覚えのある顔があり、名前もちゃんと知らないのに「また会えた!」と嬉しく感じる体験ができることが素敵だなと思います。

自分の大学の学生達が、様々な出会いや体験を通じて、感動を得て輝いていく様子に触れることができるのも、引率の役得だと感じています。

初めに来た時にはバイクの多さにびっくりしましたが、今回、自動車がすごく増えていること、交通渋滞がひどくなっていると感じました。
つばさ橋が完成して発展に伴う様々な変化が現れているのかなぁと懸念しています。
プレイクラン村に行くのは便利になりましたが、フェリー乗り場で商売をしていた人達はどうしたのかなぁと気になります。

(青山学院短期大学 教授)